
- 2025.05.23
- 2025.05.23
【豆知識】あれ?「RFT」って書いてない? ランフラットタイヤの見分け方と特徴

先日ご来店されたお客様のお車から外したタイヤ、CONTINENTAL ContiSportContact 5を見て、あることに気づきました。
「ランフラットタイヤって聞いたけど…どこにもRFTって書いてない!」
実はこれ、ランフラットタイヤあるあるなんです。
このタイヤ、実際はランフラットタイヤなんですが、表記されているのは「SSR」。
これはContinental社独自のランフラットタイヤの略称なんですね。

ランフラットタイヤの表記はメーカーごとに違う!
「RFT(Run Flat Tire)」と表記するメーカーもあれば、
・SSR(Self Supporting Runflat)=コンチネンタル
・MOE(Mercedes Original Extended)=メルセデス向け承認タイヤ
など、メーカーや車種に応じた独自の表記がされている場合もあります。
なので、タイヤに「RFT」って書いてなくても、実はランフラットタイヤ、なんてこともあるんです。

そもそも、ランフラットタイヤって何?
ランフラットタイヤとは、空気が抜けても、ある程度の距離を走れるタイヤのこと。
一般的には、空気圧ゼロの状態でも、時速80kmで最大80kmまでの走行が可能です。
(※ISO基準や実車テストに基づいています)

ランフラットタイヤのメリット
- 1.パンクしてもそのまま走れる!
→急なトラブルでも安全な場所まで避難できます。- 2.スペアタイヤが不要に!
→トランクが広く使えて、車内もスッキリ。- 3.軽量化でエコにも貢献!
→スペアタイヤ分の重量が減ることで、燃費向上&CO₂削減にもつながります。

でも、ちょっと気になるデメリットも…
・通常のタイヤより価格が高め
・構造上、乗り心地がやや硬め
といった点はありますので、お車の使い方やご予算に合わせて選ぶのが大切です。

最後に:ランフラットタイヤの見分け方
タイヤの側面(サイドウォール)をよく見てください。
「RFT」「SSR」「ZP」「MOE」など、各メーカー独自のマークや略語で示されています。
「ランフラット」ってハッキリ書いてなくても、実はしっかりランフラット仕様かもしれませんよ!
ランフラットタイヤは、「もしもの時に少しだけ走れる」からこそ意味があるタイヤ。
過信は禁物です。
なるべく早く、安全な場所へ
✅ できるだけ早く安全な場所に停車すること
✅ 修理・交換のために整備工場へ向かうこと
この2点は、ランフラットタイヤでも必ず守っていただきたいルールです。
万が一の際も落ち着いて、安全を第一に行動しましょう!
ご自身の車のタイヤがどんな仕様なのか、気になったらお気軽にご相談ください♪