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【豆知識】あれ?「RFT」って書いてない? ランフラットタイヤの見分け方と特徴

先日ご来店されたお客様のお車から外したタイヤ、CONTINENTAL ContiSportContact 5を見て、あることに気づきました。

「ランフラットタイヤって聞いたけど…どこにもRFTって書いてない!」

実はこれ、ランフラットタイヤあるあるなんです。

このタイヤ、実際はランフラットタイヤなんですが、表記されているのは「SSR」。
これはContinental社独自のランフラットタイヤの略称なんですね。

ランフラットタイヤの表記はメーカーごとに違う!

「RFT(Run Flat Tire)」と表記するメーカーもあれば、
・SSR(Self Supporting Runflat)=コンチネンタル
・MOE(Mercedes Original Extended)=メルセデス向け承認タイヤ
など、メーカーや車種に応じた独自の表記がされている場合もあります。

なので、タイヤに「RFT」って書いてなくても、実はランフラットタイヤ、なんてこともあるんです。

そもそも、ランフラットタイヤって何?

ランフラットタイヤとは、空気が抜けても、ある程度の距離を走れるタイヤのこと。
一般的には、空気圧ゼロの状態でも、時速80kmで最大80kmまでの走行が可能です。
(※ISO基準や実車テストに基づいています)

ランフラットタイヤのメリット

  • 1.パンクしてもそのまま走れる!
     →急なトラブルでも安全な場所まで避難できます。
  • 2.スペアタイヤが不要に!
     →トランクが広く使えて、車内もスッキリ。
  • 3.軽量化でエコにも貢献!
     →スペアタイヤ分の重量が減ることで、燃費向上&CO₂削減にもつながります。

でも、ちょっと気になるデメリットも…

・通常のタイヤより価格が高め
・構造上、乗り心地がやや硬め

といった点はありますので、お車の使い方やご予算に合わせて選ぶのが大切です。

最後に:ランフラットタイヤの見分け方

タイヤの側面(サイドウォール)をよく見てください。

「RFT」「SSR」「ZP」「MOE」など、各メーカー独自のマークや略語で示されています。

「ランフラット」ってハッキリ書いてなくても、実はしっかりランフラット仕様かもしれませんよ!

ランフラットタイヤは、「もしもの時に少しだけ走れる」からこそ意味があるタイヤ。
過信は禁物です。

なるべく早く、安全な場所へ

✅ できるだけ早く安全な場所に停車すること
✅ 修理・交換のために整備工場へ向かうこと

この2点は、ランフラットタイヤでも必ず守っていただきたいルールです。

万が一の際も落ち着いて、安全を第一に行動しましょう!

ご自身の車のタイヤがどんな仕様なのか、気になったらお気軽にご相談ください♪